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いま踊る意味、いま叩く意味

まとまらないので箇条書きで。箇条書きスティーロ。


1.テレビは一日中地震の話をしている。くり返しくり返し津波の映像を、荒廃した市街を村を、嘆き悲しむ人たちの姿を、緊急地震速報を聞き、明らかになってゆく被害の規模に声をもらし、原子炉事故の進行に冷や汗をかき、怖い思いをさんざんして(まだ終わっていない)、どうすればいいのか。

2.おうちに閉じこもってテレビを横目にネットも見て、みんなで泣いていればどうにかなるのか。否。事態をどうにかするのは具体的な行動だけだ。具体的な行動につながる思考が意味のある思考だ。

3.今日はベリーダンススクールの発表会に行った。行って舞台でタイコを叩いてきた。その意義を考える。

4.もとよりこのタイミングを意図した企画ではないのだから、タイミングは偶然である。企画意図はお稽古のお披露目である。見にくるのはほぼ身内である。やる意味はあるのか。中止すればよいのか。

5.やったほうがいいと思った。参加しようと思った。やる意味はあると思った。やって、やったみんなはわかった(わかってやった)と思うけど、その理由を書く。

6.「芸術」は、ことにパフォーマンス・アート(パフォーミング?)(アーツ?)は、生活必需品かといえばそうではない。ダンスにしろ音楽にしろ演劇にしろ、それがなければ死ぬかといわれれば、それは食べ物がないほうが死ぬし、着るものや住む場所がないほうが死ぬ。病気になれば死ぬ。つまりは「すぐには死なないライン」の装備をそろえた上での「遊び」の分野に属するのが芸術だ。

7.そうはいっても人間は遊びたがる生き物だ。ちょっと余裕ができればすぐに遊ぶ。食べ物をおいしくしようとする。着るものをちょっと洒落たものにしようとし、家を住み心地のよいところにしようとする。必要以上に。それでもパフォーミング・アーツは「遊びのための遊び」であり、いってみれば「遊びの中の遊び」である。それをやったり見たりすることの意味とはなにか。

8.要するに「そんなことができなくたって生きていける」ということなのである。「生きるためだけならそんなことができる必要はない」ということなのである、ダンスは。音楽は。演劇は。演芸は。スポーツは。映画は。マンガは。小説は。余剰で過剰な技術なのである。生きるための最低限の条件からすれば。被災地の現在の当事者からすれば。

9.いらない、いらんだろう、いらんわな。津波からまさに今逃げて、自分が住んでいた場所が津波にのみ込まれて破壊される様を眼下にしているときには。寒くて、お腹がすいて、不安で、こわくて、痛くて、つらくて、寝られなくて、親しい人たち、仲のよい、好きな人たち、大事な人たちと連絡が取れなくなって、安否がわからず心配し、安否がわかって喜び合ったり悲しんだり。

10.そんな気分をさんざん、味わった、味わってる、わたしたちは、明日も味わう。あさっても。一緒に味わう。味わってる気持ちになる。ニュージーランドの人たちだってそうだろう。チリの人たちもそうだろう。そうだったろう。それを想像してわたしたちはいっそうひどい気分になる。

11.だからこそ、逆に、わかりやすい形で、目の前で、「人間にはこんなことができる」というその過剰な技術を示して見せることが、人間の可能性を示すことが、これはやる側にとっても、大事なことなのだ。これは真剣な人間の営為だ。

12.わたしたちはこんなことができるんだ、とみんなで確認することは、無駄ではない。だって、こんなに無駄なことができるわたしたちが、こんなにたくさんの死んだり死にかけたりしてる人たちのすぐ隣でこんなに無意味なことに血道をあげることができるわたしたちが、必要なことができないわけがないではないか。お互いに助け合うぐらいのことが、できないわけがないではないか。

13.地震、津波の映像、火災の映像、ほんとうに恐ろしかった。自然の猛威という言葉を思い知った。わたしたちは打ちのめされたのだ。当事者じゃなくても意気消沈した。生命なんて、人生なんて虚しいもんだと思い知らされた。

14.だけどわたしたちはまだ笑える。笑いあえる。元気も出せる。本当は。全員で悲しみに暮れちゃだめだ。元気な人たちがいなくちゃだめだ、この国には。傷つききってどうしようもなくて、生き残っちゃったけど、もう死にたいって思ってる人をさ、いっしょに泣いてなぐさめて、元気づけて笑わせて、立ち直らせてあげなきゃだめだ。

15.そのためにできることを探そう。これから起こることを想像しよう。想像して、その過程のどっかに自分が参加できないか、考えてみよう、準備してみよう。ああもうなんもまとまんねえ。だけどタイコは、今日叩いたタイコは完全に無駄なもんでは、そう見えたとしても、おれにとっては少なくともそうではなかった、よ。


 
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