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『ベース・カルチャー レゲエ~ジャマイカン・ミュージック』読書感想文

レゲエは好きで、自分なりにあれこれ聴いてきたんだけど、この本は本当に勉強になった。読んでよかった。この本に書いてあることをもっとはやく知っていたらよかったのに、と思う。知らないままいろいろ聴いてきたんだけど、今になって知らされたことで長年の謎が一気に氷解していくような快感でした、この本を読むのは。

読んでわかったこととは、例えば:


・なぜプリンス・バスターがエライのか、どうエライのか(チュクチュク言ってるイカツいオッサン(<来日ライブDVDの主な印象)というだけではなかった。超偉人だった)

・なぜおれんちにはステューディオ・ワンとトレジャー・アイルのそれぞれ2枚組ベストのCDがあるのか(なぜそれを買わなきゃいけないと思って学生のころバイトの帰りにバイトの金でそれを買ったのか、これまで愛聴してきたのか)

・なぜトロージャンから出たリー・ペリー集をせっせと買ってたのか(そもそもトロージャンとは何なのか)

・にもかかわらずなぜおれはリー・ペリーよりキング・タビーの音の方が好きなのか(音のエッジの立ち方がなんかとっても男らしい気がするのね)

・なぜボブ・マーリーとレゲエ本隊(本国ジャマイカ)はあんまり連動してないだろと聴き始めのしょっぱなから確信してたのか(『 Catch a fire 』にあんなにハマッておきながら、ハマりすぎて他のアルバムに進めなかったのはなぜなんだろう、とか。ボブ・マーリーへの賞讃の90パー以上はロック方面から投げられてる気がしたのね<正しい。やっぱ「レゲエ」とは「どっか別物」と勘付いてたか。なによりもダンスホール・レゲエは、明らかにボブ・マーリーの延長線上にはなかったものなー)



とか、とか、とか、とか、まったくなんにもわかってなかった。わからないで、ただ聴いて、いいの悪いの好きの嫌いのと言ってたのだ。

読み終えた今となっては「そんな基礎的なことも知らなかったのか」と愕然とするというもんだが、それらは疑問として意識すらしていなかった。要するに「わからない」とさえ思ってなかった、わかってないことがわかっていなかった。

わかっていたのはそれらの音楽が素晴らしいということだけだった。それさえわかってればレゲエ音楽が好きになるには充分ではあるんだけどさ。それにしても。ウーそれにしても! 


つまりスカ、ロック・ステディ、レゲエ、ルーツ、ラヴァーズ・ロック、ダブ、トースティング、ダンスホールなどなどの流れというかそれぞれの歴史上の位置と意味あい、パースペクティブというかさ、ナイヤビンギって何なのとかさ、イヤなんとなくは知ってるつもりでいたんだよ。人に訊かれりゃ軽い説明ぐらいしただろうし。

だけど、こんなふうに当事者のインタビューを自由自在に引用しながら、社会背景や業界事情を絡めて、その流れまで含めて、臨場感たっぷりに語りつくしてくれるような文章は、これまで読んだことなかったよ。これだけの解説ができる人がこれまでいたのか、つーのは疑問だよ。

だって、そういう人がいたならとっくに知ってるべきことじゃん、知らされてるべきことばっかじゃん、この本に書いてあることは。すべて。おれらは、極東のけなげなレゲエファンたちは、この本に書いてあるような血湧き肉躍る武勇伝とかをエピソード込みで知った上でさらに熱くレゲエミュージックを語り合えたはずじゃん。


だから読むべきだよ。全員が読むべきだ。レゲエに興味があってCDとか買ってみたことがあるなら読んだほうがいい。CDあれこれ買って「なんでこんなにいい曲がいっぱいあるんだ?」ってワケわかんなくなっちゃった人は読むべきだ。これまではさあ、ディスクガイド本と国内盤のライナーノートと、あとは中途半端なフリーペーパーと雑誌しか情報源がなかったんだからさあ、これだけしっかりした本の登場は福音としか言いようがない。日本レゲエ大賞をあげたらいいんじゃないか。なにそれ。



かててくわえてヒップホップ好きにも感涙ものの描写がそこかしこに。「うおお、まるきりヒップホップじゃねえか」とうなったのは、特に出だしのレゲエ以前(ジャマイカの音楽産業が盛んになる以前)のダンスホールの話……コクソンとデュークの2強サウンド時代のエピソードは、メチャクチャに面白い。泣いた(このあたりに本文引用あり)。あとディージェイとダブの隆盛期の話も感動した。ニューヨークでブロック・パーティーを始めたヒップホップのオリジネーター、DJクール・ハークはジャマイカ移民なんだからな。



まあ端的には「高橋瑞穂 is BAAAACCCKKKK!!!!」という気分でもあるんだけどさ。いやほんと。青春時代の女神みたいなもんですよ高橋瑞穂さんとタカコスタ・ロドリゲスさんは。あの超エロ文体がなつかしい。かしこ。




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